飲み比べてわかる、ウォーターサーバー
私はウォーターサーバーを導入するために、あちこちで飲み比べてきました。
導入するからには、最もいいものを導入したいですから。
そのためには、飲み比べないことには良さがわかりません。
スーパーや薬局、病院・医院などで遭遇するたびに、必ず手を伸ばしてその味を比べたのです。
どのメーカーも「無料お試し期間」をしていますが、無料お試し期間で試すと、自宅に大きなウォーターサーバーがやってきます。
複数のメーカーを試したいとき、同時に複数のサーバーを置くなんてことはスペースの問題で難しいですから、お試し期間が終わるまで待って次のお試しを……なんてことも起こり得ます。
しかし、行く先々で遭遇するものをチェックするのなら簡単です。
それに、私はお試し期間のあとに断るのが苦手なタイプなので、なおさらこの方法に助けられています。
事前調査は何もせず、本当に行く先々で遭遇すれば手を伸ばすといったものなので、沢山の飲み比べはできませんし、場合によっては同じものと遭遇することもあります。
しかし、同じものでも「満タン」と「残り半分」と「残り少量」などと残量に違いがありますから、残量によって味の変化が生じるかどうかもチェックできていいのです。
残量によって味の印象が大きく変わるものは、チェックリストから外します。
それらを確認するためにも、同じ場所で別の日にもう一度飲んでみることも忘れません。
飲んだあとはこっそりとメモをしたり、パンフレットをもらってきます。
メーカーが実演をしている場合は、値段も詳細を確認します。
温水と冷水で試してきましたが、個人的には冷水のほうが味がわかりやすかったです。
ただ、疲れているときや汗を沢山かいたあとは、どの水もとても美味しいんですよね。
だから、そういうときは敢えて温水を飲んでみることも。
はっきりと味の違いや特徴がわかることもあります。
「このメーカーはあのメーカーより柔らかい」「甘い」など。
それから、意外と確認しやすいのが匂いでした。
微かではありますが、水が持つ独特の匂いというものがありますから、味が好みでも匂いが好みでない場合は評価を低くしたりします。
これはよくお湯で確認しています。
ここまでやってしまうと、ちょっとした水の評論家気取りみたいで、ウォーターサーバーを見かけるたびに背筋が伸びてしまうこともあります。
でもせっかく比較検討して導入するんですから、後悔のないようにしたいですし、これくらいがちょうどいいのかもなんて家族と話しています。
家族同伴での外出の場合は、家族にも試してもらうことがあります。
毎日同じものを食べている家族でも、味覚の違いは結構大きいんです。
私が気に入った水を「これはちょっと」と言うこともありますし、家族が「美味しい」と絶賛した水を私が「ちょっと匂う」と言うこともありました。
そんなこんなで、今も色々と試しているところですが、不思議な現象が時々起こってしまいます。
それは、自宅の水道水を一番美味しく感じてしまう現象です。
あちこちで飲むことができた日に起こりやすいのですが、帰宅してコップ一杯の水を飲むと「これこれ、この味」と妙に納得してしまうのです。
それがあまりにも不思議で笑ってしまったりするのですが、結局は慣れ親しんだ水が一番安心するということなんですね。
ウォーターサーバーも、最初は慣れなくても、導入して時が経つにつれて「これが我が家の水」と言えるようになるのだと考えると、なおさら飲み比べにも力が入ってしまいます。